私はサロンワークと同時に米農家もしています
米農家だった祖父が亡くなり、それを継いだ形です
継ぐまでは悔しい思いをしてました
祖父が80歳を過ぎたくらいから規模を縮小し始め
疲れているところを目の当たりにしたので
「私も一緒にやる!」と田んぼに行っても
「何もすることがないから帰りな」と言われたり
一緒に住んでいる私よりも
離れて住んでいるイトコ(男)に手伝いを頼んだり
私としては蚊帳の外にいる気持ちでした
祖父からしたら私に疲れるようなことをさせたくない
という気持ちだったかもしれません。
女だから作業させてくれないのかとも思いました
結果的に私が農業に携われる時間はとても少なかったです
そんな私が継ぐ決意をしたのも
祖父がもう動けなくなった時に
誰かに田んぼを任せる前に
「まずは自分で出来るところまでやってみよう
できなかったらお願いしよう
じいちゃんが守ってきたうちの農地を
私が継ごう」
とふと思ったんです
幸運なことに祖父はまだまだ使える機械を持っており
数年は大きな買い物をしなくて済むことと
手伝いに来てくれていた近所のおじちゃんが教えるよ!と
支えてくれたことで去年はお米を無事収穫することができました
お米って手間がかかるんです
ものすごく
タネ撒いて収穫!ってならない
今まさか米不足と言われている世の中になって
驚いています
私の地域の周りには米農家は若くて60代
ほとんど70代80代です
農家の未来はどうなるかはわかりません
今は自分の家の農地を精一杯管理し
小規模慣行栽培がどう変わっていくのか
流れに身を任せることにします
少しでもお米という日本人の主食を
確保できたら報われます
ぜひ、日本のお米を食べてください
日本の豊かな土地で作られたお米
それが自然栽培でも有機栽培でも慣行栽培でも
まずは日本のお米を食べてください
心の奥底で、本能で日本を感じていただきたい
忘れないでください